前回の、app-ads.txtファイルに関しての対応が終わって、ホッと一息ついたのもつかの間、Google AdMobのページにて、また新たな警告が表示されていたのでその対応について書き留めました。
まとめて表示してくれたら、まとめて対応できて、App Storeの提出も一回で済んだのになぁ・・。
“SKAdNetwork”についての警告表示
AdMobのページの右上[通知]を押下することによって、表示された警告は下記のとおりです。
SKAdNetworkってなんでしょうね?
文面からは、Appleが定義しているモノのようですが。
SKAdNetworkとは?
ざっくりした解説なので、正確で詳細を把握されたい場合は、他の説明ページでご確認ください
m(_ _)m
SK:Store Kit(フレームワーク、App内課金やAppStoreとのやり取りサポート)
Ad:advertisement
Network:Network
アトリビューション(広告の成果や貢献度)と広告計測の為の、AppleのAPIベースのフレームワークのこと。これで、広告主が集計データからインサイト(顧客の購買意欲のポイント)を得ることができるんじゃないですか?と。
作成したiOSアプリに広告を表示したりクリックされたりすると、まずは、それを把握できるのはデバイス側(いわゆるiPhone)そして、Apple社です。
しかし、実際に広告を出稿するのは各企業がgoogle社にお願いしているわけで、広告を見た人が実際にどういう行動を取ったかのデータを、google社や広告主は、Apple社から貰わないデータ分析できませんよね。
広告に対するデータ|デバイス(iPhone)→Apple社→Google社→広告主
この流れで、広告主は広告を継続するか等の経営判断が出来るようになります。
SKAdNetwork識別子
一部のサードパーティ購入者という意味が良く分かりませんが、今回はGoogle AdModへの対応なので”SKAdNetwork Identifier”にはGoogle(Network)の識別子を定義すれば良いと思います。
この定義が、広告に対する反応データをGoogle社へ提供します(by Apple社)、という事かと。
“Identifier”は識別子の意味
AdMobの警告表示メッセージ分の中にある”推奨するネットワークID”のリンクをクリックすると上部の表が掲載されたページへ遷移します。
【対応策】iOSアプリ(info)に識別子を設定する
さて、”SKAdNetwork Identifier”は、iOSアプリのTAGETSからInfo(Info.plist)を選択して、その中に定義(新規追加)します。
今回は、Google広告に関する設定だったので、”GAD~”の近くに追加しときました。
Info(Info.plist)に定義したら対応は終了。
App Storeへ再提出(アップ―デート申請)しましょう。
アップデート完了後に、Google AdMobで警告メッセージが表示されなくなったら、対応終了ですね!
これを設定しないと、広告が表示されなくなったり、結果的に収益が下がったりするらしいので、できれば素早く対応したいところです。
コメント