【iOSアプリ開発】初期リリース後のアップデート申請について

アプリ開発は一度リリースしたらそれで終わりではありません。
バグ（不具合）修正や新機能追加など、アップデートが必要になることが多いでしょう。

本ページでは、iOSアプリ開発でのアップデート申請について、実際に行った行程を記録に残していきたいと思います。

Xcode上での操作

アップデート開発

新規アプリ開発と同じように、引き続きXcodeで開発、実機テストを行います。

今回、Apple Developer Programを新しいAppleIDで登録してしまったために、プロヴィジョニング プロファイル（Provisioning Profile）関連でエラー対応が必要となりました。それについてはまた別の機会で。

バーション番号＆ビルド番号の変更

新規開発の時にはあまりに気にしませんでしたが、バージョン番号とビルド番号が自由に設定できます。が、一般的なルールもあるようなのでそれに則って番号を変更（数字を上げる）します。

設定はXcode上、「プロジェクト－TARGET－General－Identity」　の項目に並んでいます。
　※前回と同じ数字のままにはしないように

バージョン番号とは？

アプリのバージョン表記に使われる番号、1.0.1など
iOSアプリでは、リリース単位で振られる番号になります。

Xcode上では、Version バージョン番号（ビルド番号）と表示されています

自分の一般的なルールに則ってバージョン番号（〇.△.□）を振っています。

〇：メジャーVer
　アプリの見た目や機能等を大幅に変更する場合に変更

△：マイナーVer
　アプリに比較的大きな機能追加が行われた場合に変更

□：リビジョンVer
　軽微な修正、不具合対応、小さな追加機能が行われた場合に変更

ビルド番号とは？

ビルドした回数を反映した数字（実行プログラムの識別用の番号）

App Store Connectへアップロード

上記が終了したら、新規リリース時と同じようにアーカイブをアップロードします。

1.Architecturesをarm64に指定し、Archivesを実行
2.Archives画面で、アップロードするアイテムを選択して、Distribute Appボタンを押下
3.Select a method for distribution画面で、TestFlight&App Storeを選択して、Distributeボタン（右下）を押下

※アップロード処理が終了するまで５分程度掛かりますのでのんびり待ちましょう。

3.アップロードが終了したら、Apple Developer Programへログインし、App Store Connectへ

App Store Connect上での操作

アップデートしたいアプリを選択して手続きを実施していきます。

基本的には、新規リリース時と同じですが、アップデート用の項目もありますが、それほど難しくはありませんので安心しましょう。

新規バーション設定

iOSアプリの右側にある（＋）を押下すると、新規バージョンを入力する画面が表示されます。
ここには、上記XCodeのVersion項目に入力した文字列と同じ文字列を記入します。

そうすると、新しく「提出準備中」の項目が追加され、ここで手続きを行っていきます。

アップデート内容を記入

新規バージョンとアップデートの違いの一つです。
こちらに、修正や機能追加した内容を記載します。

App Storeに掲載されているアプリのアップデート欄を見ると書き方の参考になると思います。

また、下記のような項目もアップデート時のみの表示です。
デフォルトのままで問題無いでしょう。

ビルド欄にApp Review依頼をするアプリを指定

こちらも新規リリース時と同じくビルド欄にアプリを指定します。
が、Xcodeでアップロードが完了してから、この画面を見るとアプリ指定の（＋）ボタンが表示されていないことがあります。（こういうのとっても焦りますよね）

この現象はXcodeのアップロードからApp Store Connectに表示されるまでにタイムラグがあることが原因です。今回は約20分後に表示されるようになりました。

また、Xcode上でも準備が完了しました等のダイアログが表示されますので、じっくり待ちましょう。

アップデート対応完了

提出した時期がクリスマスシーズンということもあってか、審査待ちの時間（今回の場合は３日待ちました、審査自体は２時間程度でしょうか）が結構ありました。
※AppStoreConnectj上にも時間がかかる可能性があると注意書きがありましたし。

ともあれ、審査は無事に終了して、バージョンのリリースを「自動でリリース」にしていたので、そのままアップデートできるようになっていました。

このような感じで、アップデート対応は終了。
引き続きのアップデートはこれの繰り返しなので、問題なく進めて行けそうです。

参考サイトはコチラから

・[iOSアプリ開発] バージョン番号を比較する仕組みを作る (zenn.dev)

・【2020年度版】 iOSアプリをApp Storeに公開する手順を簡潔に解説 #iOS – Qiita