AdMobからの新しい警告
AdMobでのアプリ承認が終わって、広告配信がスタートしホッとしたのもつかの間、新しい警告が発せられました。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/appadstxt.png)
app-ads.txtファイルがないか無効です。とのこと。
まず、app-ads.txtファイルの意味が良く分からないので、そこから調べることにしてみました。
app-ads.txtファイルとは?
googleのサイトを読んで自分なりに解釈すると、自分のアプリに設定した広告枠を悪意のある広告主等に使われなくするために設定するファイルとのこと。
広告枠をAdMob以外に勝手に使われるなんて想像もできませんが、何が起こるか分かりませんからね。
つまり、app-ads.txtには自分(アプリ開発者)が広告枠に広告を出稿できる会社等を設定することになります。つまり、今回で言うとgoogle(が定めたコード)を記載することになりますね。そうすることで、google以外の広告主は広告枠を使えなくなります。
app-ads.txtファイルの設定方法
1.app-ads.txtファイルを作成する
まずは、app-ads.txtファイルを作成します。
AdMobのページ→通知→警告文→app-ads.txtへ移動 をクリックすると下記の画面が表示されます。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/e3e0b8e40655170939ff00d4f5182700-1024x495.png)
右側の「承認済みのapp-ads.txtクエリはまだありません」の下にある、app-ads.txtの設定方法(青いボタン)を押下します。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/e0c9eff067f3a05364e197105f487593.png)
2.に書かれているコードスニペット(短いコード文)をコピーして、その本文が書かれたapp-ads.txtファイルを作ります。(後ほどアップロードするので、デスクトップにでも作っておきましょう)
スニペットの内容からも、google.comとあるように、googleからの広告はOKという内容ですね。
2.アプリ開発者のWebサイトにアップロード
次は、app-ads.txtをアップロードします。
さてどこにアップロードするのでしょうか?アプリ自体に組み込まないのといけないのでしょうか?
googleのWebサイトには下記のようなことが書かれています。
app-ads.txt 規格では、アプリの所有者を明確にするためにウェブサイトの指定が要件とされています。
<Apple App Store>
ストアの掲載情報の [マーケティング URL] 欄にデベロッパーのウェブサイトを追加します。
つまり、Apple App Storeを公開するときに記載したマーケティングURLがアプリと紐づけられているので、マーケティングURLに書かれた場所にアップロードすれば良いことが分かりますね。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/44337115b0ea755d1ea8687c8f12a74a-1024x340.png)
ちなみに、Androidの場合は少し違いますのでご確認ください。(デベロッパーウェブサイトURL)
3.マーケティングURLへアップロード
テキストファイルのアップロードということで、次はレンタルサーバーへFTPツールを使ってアップロードします。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/b2b7d6753dc353801c7728d51cf1c1f5.png)
私はLOLOPOP!のレンタルサーバー使っていますので、ロリポップ!FTPを利用します。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/81ccb701193ac933f7443529df4e9c5c.png)
wp-adminフォルダが見える、ルートディレクトリ上にapp-ads.txtをアップロードします。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/de97530031b638526da99c8cc9aad66f.png)
app-ads.txtがアップロードされました。
ちなみに、同じようなads.txtファイルが既にアップロードされています。
ads.txtとは?
ads.txtは、ウェブ向け認定デジタル販売者が広告枠の販売を許可するユーザーを区別するために利用するファイルのことです。つまり、Webサイトで利用するアドセンス広告用ですね。
そして、今回のapp-ads.txtはads.txtの拡張版。
アプリ向け認定販売者(app-ads.txt)用のファイルだそうです。
4.Googleクローラーの検知を待つ
app-ads.txtファイルのアップロードが終われば、後はクローラーがこのファイルを見つけてくれるのを待つだけです。
AdMobのページには、
Apple App Store 内のドメイン URL を変更された場合、Google のクローラが検知するまで 7 日ほどかかることがあります。
アップロードしてすぐには、ステータスの詳細は変わりません。
数日待ってみることにします。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/4c6a91c0ed352c2e93c9f9d4841a6d4b-1024x286.png)
app-ads.txtが検出された
app-ads.txtファイルをアップロードした翌日に、再度AdMobのサイトにログインして確認してみると、無事に広告枠の安全性が確かめられました。
「100%が販売アカウントが承認されているクエリ」とのこと。
これで、広告枠に表示された広告は「すべて認められた広告=100%報酬」ということですね。
![](https://www.kagolabo-it.com/wp-content/uploads/2023/12/aa1baa7542ce2d44b840f1257ac37c98-1024x498.png)
ステータスの詳細も、app-ads.txtファイルが見つかり、確認されましたと表示されています。
これで、AdMobに関してはひと段落といったところでしょうか。
次は、リワード広告をアプリに組み込んで行きたいと思います!
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