開発したiOSアプリをAppStoreに公開するにはAppleの審査が行われます。
画面表示については結構厳しく審査されるということなので、プログラミングではなくXcodeの設定で行える、大切なポイント(個人的に役立った)を3つ記載したいと思います。
1.ダークモード無効化
iPhoneの設定で行える「ライトモード」と「ダークモード」。
※設定-画面表示と明るさ-外観モード
標準はライトモードですが、自分のように背景が白だと目が疲れるのでとダークモードに設定するひともいると思います。
これが曲者で、ライトモードでは見えた画面表示上の文字が、ダークモードでは見えなかったりすることがあります。プログラミングでそれぞれのモードに対応することも出来ますが結構な手間がかかります。
ここは、ユーザーには申し訳ないですが、当アプリに関しては「ライトモード固定」にしてもらう設定が可能です。
設定方法
info-Custom iOS Target Propertiesに、Key値:Appearanceを追加し、Value値:Lightを設定します。

これで終了です。
iOSの実機テストでダークモードを設定して、確認テストをしてみましょう!
2.回転無効化(建画面固定)
iPhoneは画面を横向きにすると、横向きのレイアウトになるアプリもありますが、横向きにならないアプリも存在しますね。
横向きと縦向きの両方に耐えうる画面表示にするのはとっても大変なのですが、こちらもXcodeの設定で回転対応表示を無効化にすることができます。つまり、縦画面で固定されます。
設定方法
General-Deployment Infoの項目にある、iPhone Orientation(iPhoneの向き)の4つの項目。
Portrait以外のチェックをすべて外してしまいましょう。
※Portraitは肖像画の訳が有名ですが、縦という意味もあるようです。
Upside Downは逆さま、Landscape Left,Rightは左、右向き

これで、iPhoneをどの向きにしても、画面表示は固定されるようになりました。
3.アプリ名称変更
AppStoreからアプリをダウンロードしてもらい、アイコンの下に表示されるのがアプリ名称です。
コチラは何も設定しないと、Xcodeでのプロフェクト名が表示されてしまいます。
今回は初リリースの時にこの設定を忘れてしまい、ユーザーには意味不明な開発名称がアプリ名称としてiPhoneの画面に表示されてしまいました・・・。
ただ、アプリ画面表示には関係しないためAppleの審査項目ではなさそう。(なので、逆に設定し忘れてリリースされてしまいます)
設定方法
info-Custom iOS Target Propertiesに、Key値:Bundle display nameを追加し、Value値:L表示させたいアプリ名称を設定します。

これで、iPhone上でのアプリアイコン下に表示される名称が変わりました。
Xcodeは出来ることが多すぎてまだまだ全体像を掴めていませんが、一つずつ着実に覚えていきたいと思います。

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